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ただいま時代を創っております

映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」初見感想です。ネタバレは含んでませんが、酷評です。

先日、公開日に「黒崎くんの言いなりになんてならない」を見てきた。そこで私が思ったことをつらつらと述べていく。

 

まず、この映画の醍醐味「エロキュン」について。観客も興奮するような描写が並び、とてもじゃないが、「家で見たい」と思わせられるものばかり。後半は白と黒の友情や、由宇と芽衣子の友情、白と黒の直接対決など、キュンキュンだけでない場面もあり、内容としては大変面白かった。

 

が、しかし、私が「映画」として見たときにこの映画は私の予想を大きく下回るものであった。理由としてはいくらかあげられる。まず、これは「ドラマ版」を見ている前提であること。由宇と黒の出会いの描写が回想シーンのみ。これはどうか。それに、2回の壁ドン、足ドン、キスも回想シーン。並びに、床ドンにいたっては黒崎の「何期待してんの」が聞こえなかったように記憶している。私は、ドラマだけでなく、劇場で、大きなスクリーンでこのシーンが見られると期待していたので残念に思った。「ドラマ版」を見ている前提には、更にあり、中島くんをはじめ千葉くんに小松さんの公開日までのハードなプロモーションの割には劇場での初見の観客にはどうかと思った。我々ファンは12月末のドラマを見ていて、ある程度の知識を得て映画を見ているが、彼らのプロモーションを見て映画を見ようと思った観客はどうだろうか。いきなり黒と由宇のキスシーンに始まり、回想シーンでもあまり取り上げられず、理解が追い付かないだろう。黒崎の優しさが存分に描かれ、由宇の心境にも変化を与える同窓会のシーンも、ダイジェストではない方が良かったのでは。映画自体は93分と少し短めなので、このシーンを追加することは出来なかったのだろうか。

 

つらつらと酷評を並べたので、最後に。中島くんキス上手になったね。ラストのシーン、めっちゃ可愛かったよ。ただ、黒崎のハマり度は半端なかったので(彼自身ドSから離れられないほど)キャスティングは完璧であった。中島くんを選んでくださった方、ありがとうございました。彼の成長が沢山見えた作品には間違いありません。また、次もどうぞ宜しくお願い致します。